当社は、1952年に「なた爪」を開発して以来、農作物を育てる上で重要な土台となる「土づくり」の分野で、皆様方のお役に立てるよう、新しい製品を開発し続けてまいりました。おかげさまで、現在では全国シェア40%を誇るまでに成長いたしました。
これからも、今まで以上に誠実にものづくりに取り組んでいきたいと考えております。
稲作や畑仕事は土を耕す、「耕耘(耕うん)」から始まります。
「耕耘」とは、種まき・植え付けの前に土を柔らかくして、土壌中の酸素や水分を適切にする作業をいいます。
「耕」の漢字は、耒(鍬:すき)と井からできていて、すきで農地に畦や畝を作り四角く区切ることです。「耘」の漢字は、耒と云(漢字「雲」の脚の部分、ふわふわとしたもの)からできていて、すきで土を柔らかくすることです。
また「耘」は「くさぎる」と読み、田畑の雑草を刈り除くという意味もあります。「耕」も「耘」も、耒(すき)が含まれていることから、昔から、耕耘作業には機械や道具が使われていました(例えば、当社の本社と工場のある高知県では、日本最古となる縄文時代晩期の木製鍬も出土しています)。
耕耘作業は、地域や作物毎に体系が異なり、使われる機械・道具にも特徴があります。
最も基本的なものは、プラウ耕で、土壌を反転させる耕起に用いられますが、耕起の後に、別の機械や道具を使って土を細かく柔らかくする砕土が必要です。そのため、トラクターを用いた耕耘作業では、耕起と砕土を同時に行い、均平性も良好であるロータリー耕が多く行われています。
ロータリー耕では、目的に応じたロータリーや耕耘爪を選択することで、様々な地域や作物、土づくりのステップに応じた作業が可能です。当社は、耕耘爪の開発、製造、販売を通じて、お客様の多様なニーズに対応していきます。
ことわざにありますように、『使っている鍬は光る』私たちは、お客様に長く使っていただける製品を作り続けます。
耕うん爪を選択する際に、選択する条件は様々あると思いますが、当社の考える選択条件として作業性能・耐久性・価格の3つを判断基準とし、お客様のご要望に沿った最適な爪をお選びいただけるようご提案したいと考えております。
管理機による耕うん作業では、専用のアタッチメントを装着することで、様々な作業に応用できます。溝掘ロータやVロータを装着すれば、溝掘り作業やうね作り、作物の根元への土かけ作業ができ、ハネアゲロータでは土を大きく寄せるうね盛り作業ができます。
さらに、これらの爪を変更することで、土の飛びや寄せ具合を調整することも可能です。
太陽では、トラクタ・管理機のメーカー各社とタイアップしながら、作物や地域にベストマッチするアタッチメントを製造しています。
太陽では、独自の鍛造技術を活かし、農業に関連した様々な製品づくりを行っています。
冷間ホルダ
ワンタッチホルダ
トレンチャー爪
ブレード
正逆転爪
ハンマーナイフ